極地から学ぶ、宇宙から考える。
南極経由、宇宙行き。
探検・実験・経験
御支援のお願い
僕はこれまで、極限の環境にある住まいを踏査するために、南極や北極、ヒマラヤのような「極地」とよばれる場所で1000日以上暮らしてきました。
本来ならば人間が生きていくことが困難な、厳しい環境である「極地」。そんな場所の日常にこそ、人びとが長く積み重ねてきた美しい暮らし方がある。人間の根を下ろす力にこそ、未来への扉がきっとある。そう信じて。
「未来は変えられない。僕らが本当に変えられるのは過去だ」
これは僕が極地で暮らす人たちから学んだ、未来への姿勢です。
未来とは、過去の営みや歴史の上に根を張り、生きていく姿勢から生まれるもの。未来は応えてくれるものであって、自らの手で変えられるものじゃない。過去は、今を生きる僕らによってその意味が変わっていく。
今の宇宙の暮らしは、科学から考えた生活です。科学は一瞬の現象を、すべての時間に適用しようとするもの。今日の宇宙に歴史や過去に根を張って生きる姿勢は足りているでしょうか? 新しいことに手を出す興奮がゆえに、命を預かり、背負うことへ、怖気付く感覚を忘れてはいやしないでしょうか?
今回立ち上げさせていただいたこの団体は、そんな宇宙の視点から、地球で暮らす僕たちの日常も考えなおす、未来へのプロジェクトです。皆さんからの応援とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
特定非営利活動法人フィールドアシスタント代表
村上祐資