DSPACE 読む宇宙旅行「火星シミュレーション。選ばれた人が陥る落とし穴」
15/06/17 09:00
代表の村上祐資が副隊長として参加した、「Mars160」火星移住実験に関するインタビュー記事が、三菱電機 from ME DSPACEに紹介されました。
記事概要
この6月末から北極圏デボン島を「火星」に見立て、国際クルー7人が模擬火星基地で80日間を過ごす火星生活シミュレーション実験「Mars160」が始まる。「Mars160」は二本立て。前半80日間は昨年9月から12月に米国ユタ州の砂漠で、後半80日間は火星により近い環境である北極圏に舞台を移して行われる。実施母体はアメリカの民間団体「The Mars Society」。合計160日間に及ぶ大規模な国際実験だ。
「火星?どうせ優秀な人たちが次々と難題を解決するんでしょ?私たちには遠い話」と思う方もいるだろう。確かに「火星=非日常」だ。しかし、「Mars160」チームの副隊長を務め、南極越冬隊などでの極地滞在経験を持つ村上祐資さんは、「非日常の中でどうやって『日常』を作っていくかがカギだった」と繰り返す。そして村上さんの話でもっとも意外だったのは「自分たちは厳しい選抜を経て選ばれた」と自信を持つ人こそがもつ危うさ。そして、火星という極限環境を生き抜く術は、「ストレスにあふれた地球の日常生活をいかに安定して過ごすか」にもつながると感じた。
具体的に、昨年米国ユタ州の砂漠で行われた80日間の火星生活シミュレーションで何が起こったのか、村上さんの話から紹介しよう。(ライター・林公代/DSPACE)
DSPACE 読む宇宙旅行
火星シミュレーション。「選ばれた人」が陥る落とし穴
記事概要
この6月末から北極圏デボン島を「火星」に見立て、国際クルー7人が模擬火星基地で80日間を過ごす火星生活シミュレーション実験「Mars160」が始まる。「Mars160」は二本立て。前半80日間は昨年9月から12月に米国ユタ州の砂漠で、後半80日間は火星により近い環境である北極圏に舞台を移して行われる。実施母体はアメリカの民間団体「The Mars Society」。合計160日間に及ぶ大規模な国際実験だ。
「火星?どうせ優秀な人たちが次々と難題を解決するんでしょ?私たちには遠い話」と思う方もいるだろう。確かに「火星=非日常」だ。しかし、「Mars160」チームの副隊長を務め、南極越冬隊などでの極地滞在経験を持つ村上祐資さんは、「非日常の中でどうやって『日常』を作っていくかがカギだった」と繰り返す。そして村上さんの話でもっとも意外だったのは「自分たちは厳しい選抜を経て選ばれた」と自信を持つ人こそがもつ危うさ。そして、火星という極限環境を生き抜く術は、「ストレスにあふれた地球の日常生活をいかに安定して過ごすか」にもつながると感じた。
具体的に、昨年米国ユタ州の砂漠で行われた80日間の火星生活シミュレーションで何が起こったのか、村上さんの話から紹介しよう。(ライター・林公代/DSPACE)
DSPACE 読む宇宙旅行
火星シミュレーション。「選ばれた人」が陥る落とし穴